JETHRO TULL Family Tree 1967-80
/ ジェスロ・タル・ファミリーツリー 1967-80

70年代はたくさんアルバムを出した割には、これでもメンバーチェンジは少ない方である。ここでは結成から1980年のいわゆる"catastrophe"までを記す。
なお、バックグラウンドがピンクの者は新加入メンバー。イタリック体はごく短期間在籍またはヘルプ要員。

JETHRO TULL結成まで

JETHRO TULL

#1 1967-68

Vo,Flute, etc.	G,Vo	B	Ds
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Mick Abrahams ミック・エイブラハムズ	Glenn Cornick グレン・コーニック	Clive Bunker クライヴ・バンカー

オリジナルメンバー編成。農学者からその名を取るが、デビューシングルはDerek Lawrence（デレク・ローレンス）のミス（イジワル？）でJETHRO TOE（ジェスロ・トウ）とミスクレジット。アルバム一枚出したところで要のMick Abrahamsが脱退しBLODWYN PIGを結成。
アルバム：「THIS WAS / 日曜日の印象」

#1.1 1968

Vo,Flute	G	B	Ds
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Tony Iommi トニー・アイオミ	Glenn Cornick グレン・コーニック	Clive Bunker クライヴ・バンカー

「ROCK 'N' ROLL CIRCUS」出演。Tony Iommiはすぐに脱退。後にBLACK SABBATHで名声を得る。なお、Mick Abrahamsの後任オーディションには、Davy O'List（デイヴィ・オリスト）、Steve Howe（スティーヴ・ハウ）、そして後にベーシストとして参加するTony Williams（トニー・ウィリアムズ）も顔を見せたという。

#2 1968-70

Vo,Flute,G etc.	G,Flute	B	Ds
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Martin Barre マーティン・バー	Glenn Cornick グレン・コーニック	Clive Bunker クライヴ・バンカー

今ではIan Andersonに次ぐ古参であるMartin Barreが加入。
アルバム：「STAND UP / スタンダップ」

#3 1970

Vo,Flute,G etc.	G	B	Ds	Key
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Martin Barre マーティン・バー	Glenn Cornick グレン・コーニック	Clive Bunker クライヴ・バンカー	John Evan ジョン・エヴァン

John Evanを半ば無理矢理加入（復帰？）させる。Glenn Cornickは解雇され、WILD TURKEY結成。
アルバム：「BENEFIT / ベネフィット」「LIVE AT THE ISLE OF WIGHT 1970/ ナッシング・イズ・イージー ワイト島ライヴ1970」

#4 1971

Vo,Flute,G etc.	G	B,Vo	Ds	Key
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Martin Barre マーティン・バー	Jeffrey Hammond-Hammond ジェフリー・ハモンド＝ハモンド	Clive Bunker クライヴ・バンカー	John Evan ジョン・エヴァン

これまたJeffrey Hammondを加入（復帰？）させる。結婚したClive Bunkerはツアー生活を避け脱退。
アルバム：「AQUALUNG / アクアラング」

#5 1971-75

Vo,Flute,G etc.	G	B,Vo	Ds	Key
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Martin Barre マーティン・バー	Jeffrey Hammond-Hammond ジェフリー・ハモンド＝ハモンド	Barriemore Barlow バリモア・バーロウ	John Evan ジョン・エヴァン

これまたBarrie Barlowを加入（復帰？）させる。事実上のTHE BRADES / THE JOHN EVAN BANDの再結成である。この頃バンドは爆発的な人気を得、セールス的なピークを迎える。しかしながら投資で莫大な資産を得たJeffrey Hammondが脱退。
アルバム：「THICK AS A BRICK / ジェラルドの汚れなき世界」「A PASSION PLAY / パッション・プレイ」「WARCHILD / ウォーチャイルド」「MINSTREL IN THE GALLERY / 天井桟敷の吟遊詩人」

#6 1975-76

Vo,Flute,G etc.	G	B,Vo	Ds	Key
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Martin Barre マーティン・バー	John Glascock ジョン・グラスコック	Barriemore Barlow バリモア・バーロウ	John Evan ジョン・エヴァン

THE GODSやCARMENを渡り歩いた名手John Glascockが加入する。
アルバム：「TOO OLD TO ROCK'N'ROLL:TOO YOUNG TO DIE! / ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイと若すぎる」

#7 1976-79

Vo,Flute,G etc.	G	B,Vo	Ds	Key	Key,Orchestration
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Martin Barre マーティン・バー	John Glascock ジョン・グラスコック	Barriemore Barlow バリモア・バーロウ	John Evan ジョン・エヴァン	David Palmer デイヴィッド・パーマー

長年アレンジャーとして裏方でバンドを支えていたDavid Palmerが正式メンバーとなる。音楽的な全盛期をこの編成とするファンは多い。しかしJohn Glascockが心臓病を患い解雇される（ほどなく死亡）。
アルバム：「SONGS FROM THE WOOD / 神秘の森〜ピブロック組曲」「HEAVY HORSES / 逞しい馬」「LIVE BURSTING OUT / ジェスロ・タル・ライヴ」「STORMWATCH / ストームウォッチ〜北海油田の謎」

#7.1 1978

Vo,Flute,G etc.	G	B	Ds	Key	Key,Orchestration
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Martin Barre マーティン・バー	Tony Williams トニー・ウィリアムズ	Barriemore Barlow バリモア・バーロウ	John Evan ジョン・エヴァン	David Palmer デイヴィッド・パーマー

John Glascock体調不良時は、メンバーの旧友Tony Williams（元STEALERS WHEEL）が穴を埋める。有名なMadison Square Garden衛星中継ライヴもこの編成。

#8 1979-80

Vo,Flute,G etc.	G	B,Vo etc.	Ds	Key	Key,Orchestration
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Martin Barre マーティン・バー	Dave Pegg デイヴ・ペグ	Barriemore Barlow バリモア・バーロウ	John Evan ジョン・エヴァン	David Palmer デイヴィッド・パーマー

FAIRPORT CONVENTIONを解散させたばかりのDave Peggが加入するものの、ツアー終了後、John EvanとDavid Palmerが解雇、Barrie Barlowは脱退する。John Evansは音楽界から足を洗って実業家となる。David Palmerは音楽活動を続けるも性転換して現在はDee Palmerを名乗る。Barrie Barlowはマネジメントやセッションを手がける。

JETHRO TULL Family Tree 1980-91

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