JETHRO TULL - Family Tree -Pre JETHRO TULL
/ ジェスロ・タル・ファミリーツリー 〜結成まで

THE JOHN EVAN BANDは次々に名前を変えたが、紛らわしいのでこれで統一した。また、メンバーチェンジも本当は時系列がもっと細かいが、関係者インタビュー等を読んでも良く分からない部分が多い（当人たちも覚えてない？）のでとりあえず大まかな流れが分かるようにした。THE JOHN EVAN BANDの管楽器奏者については、後年インタビューで色々語ったTony Wilkinson以外は良く分からない。
また、バックグラウンドがピンクの者は新加入メンバー。

Ian Anderson Side (THE JOHN EVAN BAND etc.)

THE BRADES #1 1963

Vo,G	B	Ds
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Jeffrey Hammond ジェフリー・ハモンド	John Evans ジョン・エヴァンズ

イングランドのブラックプール（Blackpool）でIan Andersonが級友のJeffrey Hammond等と組んだ学生バンド。

THE BRADES #2 1963

Vo	G	B	Ds
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Michael Stephens マイケル・スティーヴンズ	Jeffrey Hammond ジェフリー・ハモンド	John Evans ジョン・エヴァンズ

ギターリストとしての才能に限界を感じたIan AndersonはMichael Stephensを加入させる。

THE BRADES #3 1964

Vo	G	B	Ds	Key
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Michael Stephens マイケル・スティーヴンズ	Jeffrey Hammond ジェフリー・ハモンド	Barrie Barlow バリー・バーロウ	John Evans ジョン・エヴァンズ

Barrie Barlowが入りJohn Evansはキーボードにスイッチ。

THE JOHN EVAN BAND #1 1965

Vo,G	G	B	Ds	Key	Trumpet	Sax
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Chris Riley クリス・ライリー	Jeffrey Hammond ジェフリー・ハモンド	Barrie Barlow バリー・バーロウ	John Evan ジョン・エヴァン	Jim Doolin ジム・ドーリン	Martin Skyrme マーティン・スカーム

徐々にセミプロバンド化。バンド名はTHE JOHN EVAN BAND、THE JOHN EVAN'S SMASH、NAVY BLUE、IAN HENDERSON'S BAG O'BLUES等、一定しなかった。これはJETHRO TULLの名でブレイクするまで続く。管奏者がパーマネントメンバーなのが特徴。ここで美術の世界に進みたいJeffrey Hammondが脱退（後にJETHRO TULLに加入）。

THE JOHN EVAN BAND #2 1966

Vo,G	G	B	Ds	Key	Tenor Sax	Baritone Sax
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Neil Smith ニール・スミス	Bo Ward ボ・ウォード	Ritchie Dharma リッチー・ダーマ	John Evan ジョン・エヴァン	Neil Valentine ニール・ヴァレンタイン	Tony Wilkinson トニー・ウィルキンソン

Tony Wilkinsonと確執があったBarrie Barlowが脱退する等、大幅なメンバーチェンジがあったが、おそらく短期間のラインナップ。Neil Smith（ニール・スミス）はスコットランド訛りのためChic Murray（チック・マレイ、スコットランド出身のコメディアン）のあだ名でも呼ばれる。

THE JOHN EVAN BAND #3 1966-67

Vo,G	G	B	Ds	Key	Tenor Sax	Baritone Sax
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Neil Smith ニール・スミス	Glenn Barnard グレン・バーナード	Barrie Barlow バリー・バーロウ	John Evan ジョン・エヴァン	Neil Valentine ニール・ヴァレンタイン	Tony Wilkinson トニー・ウィルキンソン

新加入のGlenn Barnardは後のGlenn Cornick（グレン・コーニック）。また、Barrie Barlowが復帰。この編成でプロデューサのDerek Lawrence（デレク・ローレンス）の下で何曲かレコーディングしている。このときのバンド名はCANDY COLOURED RAIN（キャンディ・カラード・レイン/カンディ・コラード・レイン）とも。Ian Andersonはこの頃フルートを入手。
ブラックプールを拠点とするバンドの中で、ボルトン（Bolton）在住のNeil Smithが疎外感を感じ脱退。

THE JOHN EVAN BAND #4 1967

Vo,Flute?	G	B	Ds	Key	Tenor Sax	Baritone Sax
Ian Anderson イアン・アンダーソン	Mick Abrahams ミック・エイブラハムズ	Glenn Barnard グレン・バーナード	Barrie Barlow バリー・バーロウ	John Evan ジョン・エヴァン	Neil Valentine ニール・ヴァレンタイン	Tony Wilkinson トニー・ウィルキンソン

ごく短期の編成。Neil Smith脱退のためギターリスト不在に陥ったバンドはMcGREGOR'S ENGINE（マグレガーズ・エンジン、下記）の凄腕Mick Abrahamsをスカウト。Derek Lawrenceは子飼いのRitchie Blackmore（リッチー・ブラックモア）と組ませようとしたが実現せず。
メンバーはロンドン進出をもくろむが、ここで学業に専念したいJohn Evanが脱退（後にJETHRO TULLに加入）、私生活の都合でブラックプールを離れたくなかったBarrie Barlowが脱退（後にJETHRO TULLに加入）、そしてサックスプレイヤーも脱退した。Barrie Barlowが脱退することになったため、Mick AbrahamsのMcGREGOR'S ENGINEでのバンドメイトだったClive Bunker（クライヴ・バンカー）が加入することになり、ここにJETHRO TULL（ジェスロ・タル）が誕生する。

Mick Abrahams Side (McGREGOR'S ENGINE)

McGREGOR'S ENGINE #1 1967

Vo	G,Vo	B	Ds
Pete Fensome ピート・フェンサム	Mick Abrahams ミック・エイブラハムズ	Andy Pyle アンディ・パイル	Clive Bunker クライヴ・バンカー

イングランドのルトン（Luton）を拠点としたMick Abrahamsのバンド。後のBLODWYN PIGの母体ともいえる。Pete Fensomeはすぐに脱退。

McGREGOR'S ENGINE #2 1967

G,Vo	B	Ds
Mick Abrahams ミック・エイブラハムズ	Andy Pyle アンディ・パイル	Clive Bunker クライヴ・バンカー

Andy Pyle以外はJohn Evan Bandに合流。Andy Pyleは後にGary Moore Bandで名を挙げる。

JETHRO TULL Family Tree 1967-80

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