THE ROLLING STONESの「ROCK 'N' ROLL CIRCUS」。
BLACK SABBATHのカリスマギタリスト、Tony Iommiが在籍した時期の非常に貴重な映像が収められている。
Iommiはオリジナルギタリスト、Mick Abrahams脱退後にJETHRO TULLに加入したが数週間で脱退した。彼の加入については彼の話とJETHRO TULL側のそれとで食い違いがあり事実関係で不明瞭な点があるが、それはTony Iommiのバイオを参照。
演奏曲はファーストアルバムからシングルカットされていた"A Song for Jeffrey"のみ。しかもバックの演奏は明らかに口パクである。ただしヴォーカルとフルートはアルバムのテイクに重なるようにして生もしくはオーバーダブされている。これはTony Iommiが加入まもなく、リハーサルが十分でなかったためらしい。
重要なのは結局ギターはTony Iommiの音ではないということである。よって本作の音源的なレア度は低い。だが、Ian AndersonとTony Iommiが並んで映っているのを見られるだけでもブリティッシュロックマニアにはたまらんのです。
この映像は「ワイト島DVD」にも収録されているが、最近リリースされた「ROCK 'N' ROLL CIRCUS」DVD盤の方にはIan Andersonのコメントが収録されておりマニア心をくすぐる。
j-tull.jp